日本共産党

2004年11月4日(木)「しんぶん赤旗」

スズキ思想差別撤廃必ず

総決起集会で実態生々しく


 軽四輪メーカー・スズキ(本社・浜松市)で働き、職場の要求実現のために活動する日本共産党員七人が会社に対し、思想差別撤廃と賃金差別是正を求めている裁判の勝利をめざす総決起集会が十月三十日、静岡県浜松市で開かれました。

 九十人の参加者を前に弁護団の塩沢忠和弁護士が講演。このなかで、会社側が提出した資料で、各原告と同期・同学歴の労働者との賃金の格差が明確(年間八十六万―二百六十万円)になったことや、会社側が否定していた日本共産党員を差別する意思があったことが元係長の証言で明らかになったと指摘。また、同社の管理職教育の中に党員を敵視し、「職場から排除する必要がある」とした講習があったことを紹介しました。さらに、会社側が各原告の賃金が低い理由として、働きぶりや能力の低さをあげたにもかかわらず、具体的かつ有効な証拠をなんら示せなかったとのべました。

 秋山雄司原告団代表があいさつ。二十五年間、隔離部屋に入れられ、一人で仕事をさせられるなど原告が受けてきた非人間的な差別と苦しみにふれ、「この悔しさの解決は裁判の勝利しかない」と強調。職場と地域の労働者や中小業者の運動と連帯し、七人が団結してたたかい抜くと決意を表明しました。裁判は、証拠調べを終え、十二月に結審する予定です。



もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp