日本共産党

2004年10月25日(月)「しんぶん赤旗」

台風被害 調査・対策、見舞い、ボランティア

共産党、国会議員も党員も


写真

民家7戸を壊し5人の命を奪った土砂崩れの現場を視察する仁比参院議員(右)と(その左)中林前衆院議員=24日、玉野市宇野

岡山 仁比議員ら

 台風23号は岡山県の玉野市で死者五人、全半壊八戸、床上・床下浸水五百六十二戸、倉敷市で死者一人、九百七十戸を超える床上・床下浸水被害を出しました。

 日本共産党の仁比聡平参院議員(党災害対策本部副本部長)は二十四日、ニューヨークで開かれた国連総会に伴う世界議会人会議から帰国(二十三日)したその足で両市に駆けつけ、中林よし子前衆院議員とともに、被災地を見舞い、現地調査をしました。

 裏山のがけ崩れ(長さ百八十メートル幅三十メートル)で七戸が全半壊、死者五人を出した玉野市宇野の現場で、住民の伊藤幸彦さん(66)は「段々畑からあふれ出てた水が、流れ落ちていた。とにかく水のはけ口をなんとかしなくてはと考えていた矢先、山が崩れた」と語りました。藤原由夫さん(66)は「明日、あさってにも雨が降りそうで、二次災害が心配。土砂崩れの下に家があって、対策を急いでほしい」と訴えました。

 市内で土砂崩れは百カ所を超えています。仁比議員は「国会に帰り、緊急に対策を求めたい」とこたえました。

 同市では、これまでにも高潮で二千八百戸の浸水被害を出した台風16号や18号、21号で大きな被害を出しています。訪れた玉野市役所で迫田志之助役は「相次ぐ被害に基金もない。国、県の財政支援をお願いしたい」と仁比議員、武田英夫県議に要望書を手渡しました。

写真

鉄砲水で土蔵が傾いた現場で話を聞く穀田議員(左から3人目)ら=24日、舞鶴市下見谷地区

京都 穀田議員ら

 日本共産党の穀田恵二衆院議員は地方議員らとともに二十四日、前日に続き台風23号で大きな被害の出た京都府舞鶴市、宮津市などを回り被害状況を調べ、住民の要望を聞きました。

 舞鶴市加佐地区では、行方不明者の捜索が続くなか、復旧作業も本格化。市もボランティアセンターを立ち上げるなか、日本共産党も約四十人が登録して奮闘しました。

 同地区では家屋のほとんどが二階まで泥水につかりました。家財道具などのゴミを出す人に交じって、今年収穫したばかりの玄米をトラックで捨てにくる農民の姿もみられました。

 同地区志高の日向輝行区長は、「何をどうしたらいいのか困っている。屋外の防災放送は風で全く聞こえなかった。防災無線を各戸につけてほしい」と要望を寄せました。

 二日間同行した松尾孝党府議団長は「十二人の府議団全員が被災各地に入って駆け回っている。一日も早く被災者が普通の生活を取り戻せるように支援体制を府に要請していく」と語りました。

 穀田議員は、「電気が止まった酪農家が搾乳ができず、乳牛が乳房炎を起こしているなどの実態も聞きました。復興対策は多様な目配りが大切です。一戸の家を助けてこそ復興という立場で、寄せられた要望と実態をもとに、国に支援策を求めていきます」と話しています。

写真

家屋浸水の被災地で住民から実情を聞く赤嶺議員(左から3人目)ら=24日、佐伯市

大分 赤嶺議員ら

 日本共産党の赤嶺衆院議員、仁比聡平参院議員秘書の加藤紀男氏、田村貴昭衆院比例候補、加藤純子県議らは二十四日、台風23号で被害を受けた大分県佐伯市、大分市を現地調査し、被災者を激励しました。

 佐伯市では、近年にない豪雨で増水し、床上浸水百七十四世帯、床下浸水百七十五世帯が被害を受けました。

 市内を流れる番匠川沿いにある高畠地区では十七戸が家屋浸水。野々下幸男区長は「今回の被害が一番大きかった。排水ポンプを動かしたが機能しなくて水が見る見るうちに増えた」と訴えました。

 樫野地区では、高さ約二メートルまで浸水し、水につかった畳や家財道具が外に出されていました。浸水でボイラーが壊れ、いまだお風呂に入れない住民もいるといいます。

 現状をつぶさに見た赤嶺議員は「被害の状況をまとめ、政府に対策を働きかけます」と住民を激励しました。

写真

床上浸水した家で、本を運び出す党員の人たち=24日、兵庫県豊岡市

兵庫 「役立ちたい」他県からも

 台風23号により大規模な浸水被害に見舞われた兵庫県で二十四日、日本共産党県台風被害対策本部のよびかけにこたえ、党員の人たちがボランティアとして駆けつけ、豊岡市と淡路島・洲本市をはじめ各被災地で救援活動に奮闘しました。

 市内の大半が水に漬かった豊岡市には、神戸など兵庫県各地と大阪、鳥取から約四十人が参加。

 全戸が床上浸水した桜通区の溝辺規子さん(43)=小学校教師=は、母親の郁江さん(68)と二人暮らし。持ち家は二軒とも一階が水浸しになり、途方に暮れていました。

 党員の人たちは、手つかずの部屋にたまった泥をかき出し、汚れた家財道具の搬出や清掃作業に汗を流しました。

 規子さんは「二人では泥の海をどうにもできませんでした。本当に助かります」と疲れた顔に笑みを浮かべました。郁江さんは、亡くなった夫からの贈り物を手に、「大事な宝物まで捨てなあかんようになって、つらくて苦しいですが、それを上回るみなさんのご親切に胸がいっぱいです」と涙声で語りました。

 神戸市灘区から来た和田利男さん(52)は、「大震災で災害の大変さは身にしみているので、少しでも役に立てればうれしいです」と語りました。

 安治川敏明・豊岡市議は「平日は人手が減るので、引き続きご支援をよろしくお願いします」と話しています。



もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp