日本共産党

2004年10月19日(火)「しんぶん赤旗」

「名誉棄損の事実明白」

フジテレビドラマ訴訟の弁論終結

東京地裁 日本共産党が陳述


 フジテレビが昨年の総選挙前に、北朝鮮の拉致問題に関連して日本共産党にかかわる事実を不当にねじまげた番組を放送し、日本共産党が名誉棄損として訂正・謝罪放送などを求めた訴訟の第六回口頭弁論が十八日、東京地裁で開かれ、双方が準備書面を陳述して弁論が終結しました。来年一月十七日に判決が言い渡されます。

 問題の番組は「完全再現! 北朝鮮拉致“25年目の真実”」。公安警察に就職あっせんを依頼したため日本共産党を除名された元国会議員秘書の兵本達吉氏について、あたかも拉致問題に取り組んだことを理由に除名されたかのように描きました。この日の口頭弁論でフジ側は「日本共産党の名誉を棄損していない」などとする準備書面を陳述しました。

 日本共産党は陳述で、番組では兵本氏役と妻役が「党をクビになるかもしれん」「拉致問題ですね」「ああ」などと会話し、視聴者に強い印象を与えていると指摘。名誉棄損の事実の摘示があったのは明白だと主張しました。

 また、日本共産党は、橋本敦参院議員の質問で「北朝鮮による拉致の疑いが濃厚」との政府答弁を引き出したほか、不破哲三委員長(当時)が代表質問で日朝国交正常化交渉の開始を提案したことなどを指摘。党が拉致問題の解決にいっかんして努力してきたことをあらためて主張しました。



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