2004年10月19日(火)「しんぶん赤旗」
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子どもと教科書全国ネット21は十八日、東京・文京区の文京シビックセンターで「2005年度『つくる会』教科書を採択させないために 東京の交流・相談会!」を開き、約五十人が参加しました。
東京都教育委員会は八月二十六日に、日本の侵略戦争を美化する「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書を都立白鴎高校付属中学校(仮称)で採択しました。
俵義文子どもと教科書全国ネット21事務局長は、「つくる会」が都教委採択後の総会で、二〇〇五年度の目標としている10%の採択に失敗すれば「つくる会」運動が雲散霧消しかねないと危機感をあおっていることを紹介。
参加者は「『つくる会』教科書採択の不当性を訴える法廷闘争も考える必要があるのではないか」「区内で教育キャラバンとして五カ所で『つくる会』教科書を使った模擬授業などを行う」「多くの人と情報を共有することが大事になっている」「歴史の事実を知らない父母、若者にどういう形で入っていくか」など経験や今後の運動の方向性を論議。
参加者は、〇五年の教科書いっせい採択で、「つくる会」教科書を採択させないため、情報を交換し協力し合うゆるやかなネットワークをつくることを確認しました。