日本共産党

2004年9月30日(木)「しんぶん赤旗」

生活保護世帯が90万突破

月平均、過去最多を更新

厚労省調査


 二○○三年度中に生活保護を受けた世帯は一カ月平均九十四万一千二百七十世帯と、初めて九十万世帯を突破し、過去最多を更新したことが二十九日、厚生労働省の社会福祉行政業務報告で分かりました。

 生活保護を受けた世帯数は、前年度比8・1%(七万三百三十九世帯)増加。世帯類型別に見ると、高齢者が四十三万五千八百四世帯で最も多く、次いで障害者・傷病者が三十三万六千七百七十二世帯。

 〇三年九月に生活保護の受給を開始した世帯は一万九千四百四十世帯。保護開始の主な理由では、「傷病による」が38・6%と最もを多く、次いで「働きによる収入の減少・喪失」が20・4%、緊急の保護で医療扶助のみを受けたのが18・4%となっています。

 生活保護の受給者数(〇三年度一カ月平均)は、前年度より十万千六百四万人増えて、百三十四万四千三百二十七人。

児童虐待も過去最多に

 今年度中に児童相談所が処理した虐待相談の件数も、二万六千五百六十九件と過去最多となりました。

 相談処理件数は、11・9%(二千八百三十一件)増加しました。相談の種類別では、身体的虐待45・2%、保護の怠慢・拒否38・2%、心理的虐待13・3%、性的虐待3・3%。被虐待児の年齢別では○―三歳未満20・1%、三歳―学齢前27・2%、小学生36・5%、中学生11・7%などです。



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