日本共産党

2004年9月7日(火)「しんぶん赤旗」

「バンドン精神」輝かせて

中国通信

不破議長の発言とインタビュー伝える


 【北京=小寺松雄】中国にかかわるニュースを日本などに配信している中国通信は四日、第三回アジア政党国際会議(三―五日、北京)に出席した日本共産党の不破哲三議長の発言やインタビューを報じました。

 同通信は、不破議長が四日の演説で「戦争のない世界」を築くことが世界の緊急課題であり、特にアジアが大きな役割を担っていると強調したと指摘。そのうえで、不破議長が来年は「国際連合の創設と国連憲章策定六十周年、バンドン会議五十周年にあたる」として、この年に「アジアの政党として、なんらかのイニシアチブをとられること」を提案したことに注目しています。

 バンドン会議は中国が大きな役割を果たして一九五五年にインドネシアのバンドンで開かれ、世界平和と協力の促進に関する宣言を採択。宣言は平等互恵、主権・領土の尊重、内政不干渉などの原則を定めています。

 同通信記者は演説後、不破議長にバンドン精神の意義を改めて質問。不破氏が、この精神は「いま国際的にきわめて重要な地位を占めている」としたうえで、「バンドン会議は平和原則を提起すると同時に、諸民族の平和と解放を提唱した。強権政治と覇権主義が非常に困難な国際問題になっているいま、われわれはバンドン会議の精神をいっそう輝かせなければならない」と語ったと紹介しています。

 同通信の記事はまた、日本共産党が今年の党大会で綱領を改定し、国連憲章に規定された平和の国際秩序を擁護するなどの課題を明記していることも紹介しています。



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