日本共産党

2004年9月7日(火)「しんぶん赤旗」

不破議長、北京から帰国

志位委員長らが出迎え


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アジア政党国際会議を終え帰国した不破議長(中央右)と緒方国際局長(右)。出迎える志位委員長(中央左)、(左へ)浜野副委員長、上田常任幹部会委員、西口国際局長(左後方)=6日、千葉・成田国際空港

 第三回アジア政党国際会議出席のため中国・北京を訪問していた日本共産党代表団(団長・不破哲三議長)が六日、帰国しました。

 成田空港では、志位和夫委員長、浜野忠夫副委員長、上田均常任幹部会委員、西口光国際局長らが出迎えました。

 不破議長は、国際会議のホスト政党である中国共産党の民主的運営や、北京宣言に日本共産党が提案した「バンドン会議」の原則が盛り込まれたことを紹介。国際会議の成果とあわせてアジア諸国の与野党と会談・交流した感想をのべました。

 志位委員長は代表団の活動をねぎらい、「会議で採択された『北京宣言』に私たちの新しい綱領と共通した命題がたくさん並んでいたと感じました」と感想を語りました。

 不破議長とともに代表団の緒方靖夫国際局長・参院議員、島田峰隆、林信誠両国際局員も帰国しました。


不破議長、王家瑞中国共産党中連部部長と朝食会で会談

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王家瑞氏(右)主催の朝食会に招かれた不破議長=6日、北京市(林信誠国際局委員撮影)

 【北京=鎌塚由美】五日に閉幕した第三回アジア政党国際会議に参加していた日本共産党の団長の不破哲三議長は六日、北京市内でおこなわれた中国共産党中央対外連絡部(中連部)の王家瑞部長の朝食会に招かれ、食事をとりながらなごやかに語り合いました。

 今回の会議の副委員長・事務局長を務めた王氏は、不破議長自ら参加したことに感謝を述べ、「大部分の参加者は、収穫があったと評価してくださいました。会議での成果はいかがでしたか」と尋ねました。

 これに対し不破議長は、「大きな収穫を得た会議だった」と述べ、会議のホスト役としての中国共産党と担当部門である中連部の労をねぎらいました。

 不破氏は、「けさ、ある党の代表がラジオ放送で『与党も野党も保守も革新もすべての政党が参加して、大きな方向で一致した』ことを高く評価していたが、私も同感だ」と述べ、さらに、「日本共産党について言えば、古い友人と再会し、新しい友人を得るアジア的規模での出会いの場になった」と語りました。

 王氏は、「会議に参加した諸党は参加したことで、すべて既に友人になっている」として、同会議を契機に相互訪問・交流がいっそう広く行われることを期待すると語りました。

 会話のなかで会議中に開かれた文芸の夕べに話が及んだとき、不破氏は、冒頭に三十五カ国の歌曲のメドレーが演奏されたことに触れ、「演奏する機会はただ一度しかないはずなのに、その編曲の苦労、百人近い演奏者の準備などを思うと、主催者の側の苦労の一端がしのばれる」と述べ、多くの代表が感動して聞いたと思うと続けました。

 王氏は、話し合いのなかで中国共産党が直面している問題として、国民とより密接になることや腐敗防止などを進めていることをあげ、九月に予定している第四回中央委員会総会では「党建設と執政能力」についても活発な討論が行われるだろうと述べました。

 王氏は、両党関係について「これからもお互いに関係を発展させ、より多くの交流を行いたい」と述べ、不破氏は、「私たちも同じ希望です」とし、四中総で中国共産党がさらに新しい展望を切り開くことを願うと語りました。話題は、中国こまや相撲など両国の文化にも及びました。

 朝食会には、日本共産党から緒方靖夫国際局長が、中国共産党中連部アジア二局の王淑霞副局長、日本処の林レイ処長が同席しました。



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