日本共産党

2004年8月25日(水)「しんぶん赤旗」

JR採用差別事件

団結の力で解決を

国労と建交労 初の共同集会開く


 「今こそ解決を! 団結・連帯・統一の力で! 8・23集会」が二十三日夜、東京・品川区内で開かれました。

 国鉄がJRに移行した一九八七年に発生したJR採用差別事件。千四十七人の労働者が解雇撤回とJRへの復帰を求めているたたかいで、当事者組合の国労と建交労(旧全動労)が十八年目に初めて共同で集会を開いたもの。両労組の組合員や支援者ら千三百人が会場を埋め、熱気に包まれました。

 主催者を代表し、国労の酒田充委員長と建交労の坂田晋作委員長があいさつ。「組織の違いを超えて共同の総決起集会が開催され、国鉄闘争の歴史に残る有意義なもの。千四十七人のたたかいは、政府の国策の推進過程で起こっただけに、政府の責任で解決されるべき性格である」(酒田氏)、「当該組合の共同の力がなければ、事態を切り開くことはできない。団結・連帯・統一の力を思う存分発揮して、早期解決をめざそう」(坂田氏)とこもごも訴えました。

 JR不採用事件ILO連絡会代表世話人の中山和久氏と国労常任弁護団の宮里邦雄、全動労弁護団の加藤健次両弁護士、全労連の熊谷金道議長、国鉄闘争支援中央共闘の中里忠仁議長が連帯あいさつをしました。

 全国三十六の国労闘争団と全動労争議団の代表が登壇すると最高潮に。「がんばれー」と声援が飛び、大きな拍手がわきあがりました。

 国労闘争団全国連絡会議の神宮義秋議長が「集会を機に、ますますの団結回復と国鉄闘争勝利のために奮闘したい」とのべ、全動労争議団の森哲雄事務局次長が「千四十七人とその家族が団結を強め、要求で団結し、全力をあげてたたかいぬきたい」と表明しました。最後に団結がんばろうを唱和しました。



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