日本共産党

2004年8月16日(月)「しんぶん赤旗」

「非戦選ぶ演劇人」が朗読劇

思想統制の動きなど告発


 「非戦を選ぶ演劇人の会」(実行委員は永井愛さん、渡辺えり子さんほか二十四人)は十五日夜、東京・新宿の紀伊国屋サザンシアターで、六回目となるピースリーディング(朗読劇)「あきらめない、夏 2004」を上演しました。会場は四百八十人の参加者でいっぱいになり、入場できずに帰る人も多数いました。

 オープニングは、「なんでだろー」が流行語にもなった人気若手芸人「テツandトモ」。朗読劇の合間に歌手の森山良子さんは、ギターを抱えて「さとうきび畑」を切々と。心にしみいるような歌声に、涙をぬぐう出演者たちもいました。政治風刺コントで知られる「ザ・ニュースペーパー」の福本ヒデさんと松下アキラさんらは、小泉首相の物まねなどで会場をわかせました。

 朗読劇の出演者は、有馬稲子、草笛光子、市原悦子、筒井康隆の各氏など豪華な顔ぶれ。富田靖子さんや大沢健さんなどの若手も出演しました。朗読劇は、「パレスチナの声 イスラエルの声」(台本構成・渡辺えり子)、「日の丸・君が代 強制日誌」(台本構成・永井愛)、「イラクの声」(台本構成・関根信一)の三本立て。憎悪と暴力の連鎖のもたらす過酷な現実や、現代日本で進行する思想統制の動きを告発しました。



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