日本共産党

2004年8月13日(金)「しんぶん赤旗」

私の8・15、絵と文でつづる

ちば、水木、やなせ氏らの作品展示


写真

漫画家ら111人が寄せた「私の八月十五日展」に見入る人たち=12日、東京・大田区

 戦争体験のある漫画家ら百十一人が「いまも相変わらず地球のすみずみで戦争が勃発し、人命が失われ、たくさんの涙が流れ続けているのは情けない」(「私の八月十五日」の会代表幹事・森田拳次さん)と終戦の記憶を絵と文章でつづった「私の八月十五日展」が十二日、東京・大田区の区民ホール・アプリコで始まりました。

 昨年に続いて二回目。作品や文章を寄せたのは、赤塚不二夫、ちばてつや、水木しげる、やなせたかし、里中満智子の各氏らの漫画家のほか、落語家の林家木久蔵氏や作家の永六輔氏、海老名香葉子さんら。故手塚治虫氏が一九七四年に戦争体験を発表した作品「紙の砦」の一部も展示されています。

 目の不自由な人のために録音された九時間半におよぶ作品の文章が会場内に流されるなか、孫と一緒に訪れた年配の女性や若い人たちなどが熱心に見て回っていました。

 同展は十五日まで。入場無料。約百六十点の出展作品は作品集『私の八月十五日』(八千四百円)として出版され、会場でも販売されています。

 今後、富山県、沖縄県などで作品展を開く予定。問い合わせは「私の八月十五日」の会事務局:電話03(5215)7375



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