日本共産党

2004年8月13日(金)「しんぶん赤旗」

プロ野球選手会スト権を確立

球団合併強行に反対


 労働組合・プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト捕手)は12日、近鉄とオリックスの球団合併が強行された場合に向け、ストライキ権を確立したことを、日本プロ野球組織に通告しました。

 選手会の松原徹事務局長によると、7月27日から8月8日までの間にセ、パ両リーグ12球団の一、二軍選手を対象にスト権投票を無記名で実施し、現時点で752人中661人からの投票を回収。賛成は648票(98%)、反対7票(1・1%)、その他6票(0・9%)でした。

 ストライキ権 団体行動権とも呼ばれ、労働者の生活と権利を守るために行使する手段で、団体交渉権、団結権とともに労働三権といいます。これは憲法二八条に保障されている労働者の権利です。全組合員を対象にストの賛否を問う批准投票を行い、多数決で確立されます。スト権を確立すれば、いっせいに就業を拒絶する行動は処罰されないことなどが保障されます。



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