日本共産党

2004年8月6日(金)「しんぶん赤旗」

竹中発言は事実ねじまげ

大門議員が参院委で批判

野党攻撃の撤回迫る


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質問する大門実紀史議員=5日、参院財政金融委

 日本共産党の大門実紀史議員は五日の参院財政金融委員会で、竹中平蔵経済財政・金融担当相が参院選出馬会見の新聞インタビューで、前国会で成立した金融機能強化法について「すさまじい反対があったが最後は自民党が通した。野党は最後まで握りつぶし廃案にしようとした。抵抗勢力以前の存在だ」とのべたことについて、「事実に反する。謝罪すべきだ」と批判しました。

 同法は、破たん前の金融機関に税金を注入し合併再編を図るもの。四月末に参院に送付されましたが、与党側の事情で一カ月間も審議されず、会期末直前に委員会の採決も省略して本会議で与党が強行成立させました。

 この日の委員会では民主党議員も撤回を求めましたが、竹中氏は日本共産党の池田幹幸議員(当時)の反対討論を引用しながら発言に問題はないと正当化しました。

 大門氏は、委員会にいない池田氏の発言を引用することは不当・不見識だと指摘するとともに、事実をねじまげた発言を撤回せよと求めました。

 竹中氏は「運営のプロセスは存じない」とのべ、与党の事情で審議入りが遅れたことも「早く成立させてほしかった」と事実上認めましたが、撤回・謝罪は拒否しました。

 大門氏は「大臣としても資質が問われる」と批判、理事会で対応を協議するよう求めました。



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