日本共産党

2004年7月16日(金)「しんぶん赤旗」

企業の夏休み平均8日

昨年より半日少なく


 厚生労働省がこのほど発表した「二〇〇四年夏季における連続休暇の実施予定状況調査結果」によると、今年の企業の平均夏季休暇日数は昨年(八・六日)より半日ほど少ない「八日」であることが分かりました。長期休暇をとるヨーロッパとの格差は、依然として大きいのが現状です。

 調査は、七月―八月の六十二日間のうち、週休、特別休、年次有給休暇の組み合わせで、連続三日以上の休暇を実施する事業場とその日数を調べたものです。

グラフ

 それによると、連続休暇を実施する事業場の率は昨年と同じ87・4%、平均連続休暇日数は通算(細切れを含む)で昨年より〇・六日少ない八・〇日でした。

 業種別に見ると製造業九・一日(昨年九・七日)、非製造業六・七日(同七・二日)で、いずれも昨年より減少しています。

 実施事業場のうち、通算で七日以上を予定しているところは64・7%、十日以上は27・7%でした。連続休暇に年次有給休暇を組み込んでいる事業場は昨年(32・1%)より減った30・9%で、平均の年休日数は三日(昨年も同数)でした。

 連続休暇と夏季の関係について厚労省は、「暑さのため疲労しやすく、十分な休養が必要であることや学校も休みであり、家族とのふれあいを深めるよい機会となることから、連続休暇を取得するために最も適した時期の一つ」としています。


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