2004年7月14日(水)「しんぶん赤旗」
![]() 五十嵐川堤防の崩落個所を修復する作業員=13日、新潟県三条市 |
新潟県と福島県で十三日、梅雨前線が活発化し雷をともなった激しい豪雨で、土砂災害や河川のはんらんによる浸水被害があいつぎました。両県で一万八千世帯以上に避難勧告やより強い避難指示が出されました。
両県によると、午後九時現在、新潟県では、床上・床下浸水が四百四十九棟、福島県では同六十七棟。
新潟県危機管理防災課や県警によると、栃尾市で土砂崩れが発生し、八十三歳の男性が死亡。出雲崎町でも民家の裏山が崩れ、七十二歳の女性が死亡しました。
新潟県内では刈谷田川、五十嵐川、能代川が増水して一部が決壊。見附市では、増水した河川に三人が流されたとの目撃情報があり、同市などが確認を急いでいます。午前六時ごろには津川町で、畑から戻る途中の七十二歳の女性が行方不明になりました。県警は増水した用水路に落ちたとみて捜索しています。
福島県昭和村でも午後一時四十五分ごろ、七十五歳の男性が水田の見回りに出たまま、行方が分からなくなりました。増水した川に流されたとみられます。
新潟県中之島町や三条、見附両市などでは、六小学校、七中学校の計約千人の児童、生徒が学校で夜を過ごしました。
同県内では、午後四時現在、地すべり・土砂崩れが二十一カ所で発生。新潟地方気象台は同日午前、新潟県栃尾市などで一時間に八〇ミリの雨量を観測したため、記録的短時間大雨情報をだして、警戒をよびかけました。
気象庁によると、十二日の降り始めから十三日午後九時までの降水量は、新潟県栃尾市が四二三ミリ、加茂市が二九九ミリ、福島県只見町で三二九ミリなど。一日の降水量が過去最高を記録する豪雨になりました。同庁は、十四日夜にかけ両県全域で激しい雨が降る可能性があるとして、ひきつづき大雨による土砂災害や河川の増水による浸水に警戒をよびかけています。
豪雨被害にあった市町村の日本共産党議員は被災地を調査し、避難している人たちの食事や毛布などの手配を、自治体に要求するなどしています。