2004年6月13日(日)「しんぶん赤旗」
ハナコ 最近ご商売の方はいかがですか?
自営業者の知人 相変わらずよ。今月仕事があるかどうか、いつもハラハラしてるわ。
ハナコ 小泉内閣は大企業や大銀行をもり立てるばかりで、中小企業対策はひどい手抜きなんですよね。このパンフの七ページを見てください。企業数の99%、従業員数の七割を占める中小企業は日本経済の主役です。ところが、中小企業のための国の予算は千七百三十八億円(二〇〇四年度)。在日アメリカ軍への「思いやり予算」二千四百四十一億円の七割しかないんです。
知人 へえー、それは知らなかった。
ハナコ 日本共産党は、少なくとも一兆円程度に中小企業予算を増やすことを主張してるんですよ。
知人 親会社から単価はたたかれ、納期は無理を言われ、税務署の立ち入り調査では不愉快な思いをし…。何とかならないかしら。
ハナコ 中小企業の経営を守るルールが日本にはなさすぎるんです。日本共産党は、親企業と下請け企業との対等平等な関係を築くこと、大企業に対する中小企業の地位向上をはかることが必要だと考えています。そのために、下請け検査官を大幅に増やすことや、代金支払いの遅れをなくす、中小企業を振興するなどの法律を改正・強化することを目指しています。
知人 お店をやってる友人は、大手スーパーにお客をとられて困ってるっていってたけど。
ハナコ 小泉内閣は「規制緩和」の掛け声のもと、大型店の出店・撤退や深夜営業などを野放しにしています。こんな国は世界にはありません。日本共産党は、住民と自治体が自らのまちづくりの一環として、大型店の立地、出店・撤退や営業時間などのルールを確立できるようにすることを提案しています。