2004年5月30日(日)「しんぶん赤旗」
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カタ郎 この前、渡した共産党のパンフを読んでくれました?
大学の先輩 うん。ざっとだけど。正しいことはいっていると思うけど、それをやるだけの力が共産党にあるのかな。
カタ郎 もちろんです。先輩、「残業、残業でくたくただ」っていってましたよね。パンフの六ページにも書いてありますけど、共産党はそのサービス残業をなくせ、ちゃんと残業代を払えと一九七六年から国会でとりあげてきました。質問は二百四十回を超え、二百六十億円以上の未払い残業代を支払わせてきたんですよ。厚生労働省も、時間外労働を規制する通達を出さざるをえなくなりました。
先輩 へぇー。それは知らなかった。テレビじゃあまりやらないからね。
カタ郎 乳幼児医療費の無料化もそうです。国の制度にするよう七一年に共産党が国会で初めてとりあげ、市民と力をあわせて運動してきました。いまでは全国すべての自治体で助成制度が実施されていますよ。
先輩 外交とかはどうなんだい?
カタ郎 日本共産党がイラク戦争前夜、中国や中東諸国、南アジア諸国を訪問して、「戦争反対、国連の平和のルールを守れ」という世論を広げたのを知っていますか。パンフの十二―十三ページで紹介しているように、日本共産党の野党外交は宗教・文明のちがいをこえた連帯と信頼を築いているんです。
先輩 そんなこともしていたのか。驚きだね。
カタ郎 共産党は、財界・大企業やアメリカばかりに顔を向けた政治を治す処方せんをもっている。だから、現実を変えられるんです。
先輩 あのパンフ、今度はじっくり読んでみるよ。