日本共産党

2004年5月16日(日)「しんぶん赤旗」

年金、イラク… 日本共産党が丸ごとわかる

『こんにちは』パンフで対話はずむ


 「日本のこと、世界のこと、日本共産党のことがよく分かる」――日本共産党が発行しているパンフレット『こんにちは日本共産党です』が好評です。全国各地で配布がすすむ中で「日本は経済のルールがなさすぎる」「イラク問題でも日本共産党の主張が世界の大きな流れだとよくわかった」など、対話がはずみ、日本共産党への新たな関心が広がり、支持にもつながっています。


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「こんにちは共産党です。お読みください」。声をかけ、パンフを配る党支部の人たち=15日、東京・日野市、高幡不動駅前
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パンフ3面
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パンフ5面
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パンフ12面

年金問題で怒る女性に 東京

 東京・中野地区の党西鷺支部では、「しんぶん赤旗」読者を130%に増やす取り組みの中で『こんにちは』パンフが威力を発揮しています。

 年金問題が行く先々で話題にのぼります。商店街で若い自営業者は、「年金は保険料が高いし、将来あてにできない。国会議員も払っていないなどと聞くとなおさらだ」と不信をあらわにしました。

 電気店の女性に「赤旗」をすすめると、「年金も社会保障もきちっとやってくれるのなら消費税をあげてもいいのでは」と疑問をなげかけてきました。支部の人たちはパンフを広げて、消費税が福祉目的といいながら大企業の法人税減税に使われてきたこと(パンフ5面)や、年金の積立基金が五年分以上もあることを話しました。その女性は「じゃあどうして年金が今にも破たんしそうな話になっているの」と対話が弾みました。

 日本の予算に占める社会保障の割合は、イギリスやドイツと比べて低いのが実態です。そのグラフも示して、「ムダな公共事業をやめ、予算の主役を社会保障にまわし、安心して暮らせる年金、医療を」と説明。自民党も民主党も財界の支持や献金を得るために消費税の増税を打ち出していること、国民には痛みだけを押し付ける年金論議をしていることなどを話しながらこんなやりとりに――。

 「共産党と『赤旗』が大きく伸びないと政治は変わりません。ゆがんだ政治をただして大もとから変えましょう」「民主党にはもう期待できない。共産党に頑張ってほしい」

 支部の人たちは、「気が重かったけれど、やってみると対話がすすんで元気がでました」と語っています。

イラクに関心の学生に 山梨

 山梨県の花田仁参院選挙区候補は、小集会、街角、入党の働きかけなど、さまざまな活動の際に『こんにちは』パンフをもって活用しています。

 甲府西部後援会が開いた小集会でのこと。参加者から「北朝鮮問題もあるから、日本政府はイラクでアメリカのいいなりにならないといけないのか」などの疑問が出ました。

 花田候補は、パンフを広げて世界地図(パンフ3面)を見せながら、「世界では、地球人口62億人のうち、イラク戦争を支持した国の人口は12億人」にすぎないことを紹介。小泉内閣の「世界でもきわだつアメリカいいなり」ぶりを説明しました。

 「日本共産党の野党外交」のページも見せながら、日本共産党がイラク戦争反対の世論を広げるためにイスラムの国々も含めて働きかけてきたことを話します。「どこでも『戦争反対、国連の平和のルールをまもる』という立場で、意見が一致」したこと、安保条約をなくせば、世界の大きな流れに合流した平和外交に道が開かれることを訴えると、参加者はうなずいて聞いてくれます。

 男子学生(18)には、パンフを読み合わせして、入党を訴えました。イラク・憲法問題など関心のある話題で話もはずみ、「日本共産党のことが本当によくわかりました。党に入るのは少し考えたいけれど、自分のやれることはやって応援したい」と、「赤旗」日曜版を購読、参院選への支援を約束しました。「疑問に対してパンフを使って答えられるし、日本共産党の全体像をわかってもらえる。パンフを見せながら話すと、相手の関心にかみかわせ対話ができる」と話しています。

寄せられた感想から

 ◇憲法が世界でも進んだ値打ち持つと訴えたい

 「憲法を変えたほうがいいという人もいるけれども、九条を変えようという動きは許せない。パンフを示して、憲法が世界で進んだ値打ちを持ち、新しい国づくりの指針であるということを参院選で訴えていきたい」

 (理学療法士の女性)

 ◇社会のゆがみが一目でわかる

 「友だちが今年就職し、たくさんサービス残業をしています。有給休暇がとれないとか、残業代がでないとか当たり前のことと思ってあきらめている人が多いんです。パンフはヨーロッパと比べてこんなにルールがないということが表になっていて一目でわかる」

 (23歳の男性)

 ◇これで信頼を得られる

 「先ほどパンフが届き一気に読みました。ページを開けば最初に、日本社会の根本問題が解明されている。具体的な数字とグラフで現状と改革の方向がわかりやすく説明されている。そして、日本共産党の野党外交と未来への展望。これを届けて対話すれば、必ず党への信頼を勝ち取れると確信しました」

 (日本共産党本部に電子メールで寄せられた反響から)




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