2004年5月14日(金)「しんぶん赤旗」
 質問する井上美代議員＝13日、参院委 |
厚生労働省の森英介、谷畑孝両副大臣（いずれも自民）に、国民年金の未加入・保険料未納期間（国会議員在任中）があったことが十三日の参院厚生労働委員会で明らかになりました。
野党側が「提出者がみずからの問題を明らかにしないまま痛みを押しつける法案に、国民の不安と政治への不信が広がっている」（日本共産党の井上美代議員）として、年金改悪法案の趣旨説明をする前に加入状況を公表すべきだと主張してきたことに答えたものです。
井上氏は法案質疑に先立ち、「法案に責任を持つ大臣と副大臣、政務官が年金の加入状況を明らかにすることが最低限の責任だ」とのべ、坂口力厚労相の責任で年金状況を明らかにさせるよう求めていました。
森副大臣は一九九四年七月から労働政務次官在任中の十三カ月間、「勘違い」で国民年金を脱退し未納でした。現在、海外出張中の谷畑副大臣は八九年八月―九五年六月の五年十一カ月間が未加入となっており、理由は帰国後に改めて説明するとしています。
佐々木知子政務官は「当選以来保険料を納付している」、竹本直一政務官は「当選時点で退職共済年金を受給していたので国民年金加入義務はなかった｣と報告しました｡
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