日本共産党

2004年3月22日(月)「しんぶん赤旗」

非正規労働者の人権守ろう

研究交流集会2日目分科会

運動の必要性を強調


 青年法律家協会の第十二回人権研究交流集会は二日目の二十一日、東京で分科会を開催。「非正規雇用分科会」では急増するパートや派遣労働者の人権を守るために何が必要かを探りました。

 ヨドバシカメラ違法派遣暴行事件の原告青年やアルバイト学生らが報告。原告青年はヨドバシや派遣元での暴力支配の実態を語り、「人間の尊厳を取り戻したい。派遣労働者を考えるきっかけになればと思って裁判をおこした」と述べました。

 同訴訟を担当する笹山尚人弁護士は「非正規雇用の増加は労働条件の劣悪化だけでなく労働運動崩壊にもつながる」と指摘。大阪で派遣問題に取り組んでいる村田浩治弁護士は「形式上でなく、誰が自分たちの労働条件を決めているかを見据えた幅広い社会的運動を」と呼びかけました。

 これをうけて、首都圏青年ユニオンの武田敦書記長が青年の参加しやすい企画や運動の必要性を強調。会場からは「労働者は所属企業や雇用形態にとらわれず、まとまらなければならない。そうしてこそ政治や社会に影響力を持つことができる」などの意見がだされました。


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