日本共産党

2004年3月14日(日)「しんぶん赤旗」

第二陣派兵

“イラクから戻ってこい”

平和委員会 防衛庁前で唱和


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「自衛隊派イラクから帰ってこい」と訴える「3・13陸上自衛隊派兵抗議行動」の参加者たち=13日、防衛庁前

 「自衛隊をイラクに送るな」「自衛隊はイラクから帰って来い」。陸上自衛隊主力部隊第二陣がイラク派兵された十三日、東京・新宿の防衛庁前で、色とりどりのハンカチを手にした百人以上の唱和が響きました。日本平和委員会が呼びかけた「3・13平和のハンカチ行動」です。女性や平和団体、宗教者の団体が次々と訴えました。

 日本平和委員会代表理事の畑田重夫さん(80)は、二十歳で第二次世界大戦に学徒動員され、学友が乗った船が撃沈され全員が死亡した経験を語りました。「ただ一人生き残った者として黙っていられない」とのべ、国連憲章と憲法を踏みにじるブッシュ米政権と小泉首相を批判しました。

 「憲法九条を守れ」などの寄せ書きで埋められたハンカチ四十九枚をもって参加した奈良県平和委員会事務局次長の森本駿一さん(63)は「基地のない奈良でも学校で自衛隊体験入隊や軍用ヘリコプターの展示が行われている」と告発しました。

 詩人や音楽家もそれぞれアピール。千葉県八千代市の木崎俊行さん(35)は、自衛隊隊員の恋人から「君の幸せのために」と別れを告げられた女性の思いを曲にした「私のために生きてよ」を熱唱しました。俳優座の川口桂さん(22)は「イスラムの友人は、イラク人犠牲者についての報道は情報が少なく不公平、自衛隊は占領軍だと言います。私もそう思います」と語りました。

 参加者は、三月二十日の国際共同行動の成功を誓い合いました。


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