日本共産党

2004年3月5日(金)「しんぶん赤旗」

挑む 参院選 神奈川選挙区候補(定数3)

はたの君枝(畑野きみえ)さん (47)現

参院文教科学委員 参院議員1期

少人数学級を求め続けて


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 「保護者からクラスを増やせないかと要望が出ていました。四月から一年生を二十五人―二十六人の三クラスにします」。横浜市内の市立小学校の校長は、一月に同校を訪れた、はたのさんに少人数学級への期待を語りました。

 神奈川県は、一部の公立小学校の新一年生で、三十五人以下の学級編成を認めました。文部科学省が、教員の弾力的運用で少人数学級にすることを認めたことを受けた変化です。

 はたのさんは、参院文教科学委員として「国の責任で三十人以下学級の実現を」と求め続けてきました。

教員から激励

 独立行政法人化がすすめられている横浜市立大の「改革」問題でも大学を訪れて小川恵一学長と懇談し、文科省に説明を求めました。大学教員の研究・教育活動に支障を及ぼしかねない任期制について、「個々の教員の同意」が必要で不同意なら現在の身分が「継承され、担保される」との説明を引き出しました。

 市大の存続・発展を求める「市民の集い」で、このことを報告。出席した市大の教員から「貴殿のスピーチに感激した次第です」「貴殿および貴党の健闘を祈念しています」と、熱い激励のメールが寄せられました。

飛行訓練ノー

 はたのさんは二月中旬の海上自衛艦「むらさめ」の横須賀出港など、「アメリカいいなり」のイラク派兵を告発しました。米空母キティホーク艦載機が米海軍厚木基地で強行した夜間離着陸訓練(NLP)には、平和団体の監視行動に参加。事前に外務省に出向き、爆音被害など住民の怒りをぶつけて、「日本政府としてきぜんとした態度で米側に中止を要請すべきです」と強く要求しました。その後、防衛施設庁が「受験シーズンでもあり地域の平穏に対する配慮を求めたい」と米軍に訓練自粛を求めました。

 米軍基地と大企業が集中する神奈川で、はたのさんは「平和とくらしを守るこの議席を何としても守りぬきたい」と全力疾走しています。

 記事 神奈川県 岡田 政彦記者

 写真 滝沢 清次記者


 【おもな経歴】1957年、神奈川県生まれ。横浜国立大卒。中学校教諭を経て日本民主青年同盟神奈川県委員長などを歴任。参院1期。党中央委員・参院国対副委員長。参院文教科学委員会委員。家族は夫と一男一女。


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