日本共産党

2004年3月3日(水)「しんぶん赤旗」

兵庫・八千代町

鶏7千羽焼却処分へ

埋設に不安

共産党も強く要求


 兵庫県は二日、京都府丹波町の浅田農産船井農場から出荷され、兵庫県八千代町の食鳥処理場「アリノベ」八千代工場で殺処分された鶏六千八百八十羽について、検討していた埋設処分を断念し、週内に焼却する方針を発表しました。鳥インフルエンザに感染した鶏が各地で発見されていますが、鶏を焼却処分するのは初めて。

 県は焼却について、同県和田山町にある県和田山家畜保健衛生所の焼却施設で処分するか、民間業者による処理を検討。焼却後の灰は産業廃棄物取扱業者に委託する方針で、三日から和田山町や関係業者と調整します。

 当初、八千代町など一市四町での埋設処分を検討していましたが、打診した一市四町から「適切な土地がなく、地下水の汚染も心配。地元住民を説得できない」と拒否されたといいます。

 日本共産党の大沢たつみ参院議員や党県議団は、二月二十八日に調査に入った八千代町で町長らから焼却処分の要請も受け、地元住民の不安にこたえるために、二十九日の県への申し入れや、一日の県議会農林水産常任委員会で、県和田山家畜保健衛生所での焼却を強く要求していました。


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