日本共産党

2004年1月15日(木)「しんぶん赤旗」

公明2町議が辞職

神奈川愛川町 酒気帯び運転を隠ぺい


 酒気帯び運転で摘発された事実を隠ぺいしようとした神奈川県愛川町の公明党町議二人が十四日、議員辞職願を提出しました。同町議会は同日の本会議で辞職を了承しました。辞職したのは、酒気帯び運転をした梶原安弘町議(57)と同乗していた田島知常議長(58)。

 梶原町議は昨年十二月、県警の交通検問で酒気帯び運転で摘発されました。酒気帯びを承知で同乗していた田島議長は梶原町議に対し、摘発の事実を隠ぺいするよう指示。両町議は一月八日の議会会派代表者会議で、県警の摘発を受けた事実を隠す口裏合わせまでしていました。

 十三日に開かれた全員協議会では、梶原町議は議員辞職を表明しましたが、田島議長は議長辞任の意向を示したものの、議員辞職はしないと居直っていました。

 日本共産党町議団や他会派の議員が共同で田島議長の辞職勧告決議を出す準備をすすめるなか、十四日の本会議直前、田島議長は議員辞職を表明。辞職に追い込まれた形です。

 日本共産党の井上博明町議団長は、「道路交通法でも、酒気帯び運転の車に同乗した田島議長も同罪。町民と議会に事実を隠ぺいするなどは、議員としての適性にも欠けます。辞職は当然です」と語っています。


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