日本共産党

2003年12月27日(土)「しんぶん赤旗」

日航深夜業免除の権利侵害

客乗組合と党国会議員が懇談


写真

客室乗務員組合の人たちと懇談する(左から)小池、井上両議員=25日、国会内

 日本航空客室乗務員組合の代表は二十五日、国会内で日本共産党国会議員と育児や介護のための深夜業免除の問題について懇談しました。

 日航は従来深夜業免除を申請者全員に認めていましたが、今年四月から免除者数を大幅に制限しました。労働組合の抗議と世論の批判が高まる中、日航は深夜業免除の取得を全員に認めるとする一方、深夜業免除日の日中に就労させず無給としたため、実質的に権利が侵害されています。

 懇談では、「ひと月に一日二日しか乗務できない人もおり、給料がマイナスになっている」「深免の申請できなかった人は家族にしわ寄せして泊まりがけの通常乗務をしたり、退職に追い込まれている人もいる」などの現状が出されました。

 「深夜業免除者が昼間働くことを保証されないのは、育児・介護休業法の目的に反するもの」などと意見交換し、来年の育児介護休業法の改正に向け、世論を喚起する運動について話し合いました。

 客乗組合からは藤枝直美副委員長らが参加し、日本共産党から井上美代、小池晃両参院議員が参加しました。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp