2003年12月1日(月)「しんぶん赤旗」
年末の来年度政府予算案策定を前に、与党の高速道路建設推進議員連盟が総会を開くなど、気勢をあげていますが、第二次小泉内閣の閣僚のうち、十二人が同議員連盟のメンバーであることがわかりました。副大臣、政務官も圧倒的多数が同メンバーです。
同議連は、昨年十月に結成され、高速道路整備計画(九千三百四十二キロ)の早期実現などを要求しています。二十日には、総選挙後初の総会を開き、「採算性ばかり前面に出すべきでない」などと政府に建設促進を働きかけることを確認しました。
本紙の調べによると、閣僚のうち、小泉首相と福田康夫官房長官、石原伸晃国土交通相、公明党の坂口力厚生労働相、民間閣僚三人を除く十二人が同議連のメンバー。しかも麻生太郎総務相ら三人が議連の顧問、金子一義行革・特区・産業再生相が同事務局長、中川昭一経済産業相が同副幹事長、石破茂防衛庁長官ら三人が常任幹事など、ズラリと議連幹部に就任しています。
副大臣では、細田博之、山崎正昭両官房副長官、林幹雄、佐藤泰三両国土交通副大臣はじめ二十四人中二十二人が議連メンバー。山本有二財務副大臣は、議連事務局次長です。公明党では、石井啓一財務、加藤修一環境の両副大臣が議連メンバーで、石井氏は議連の常任幹事。
「高速道路事業推進」などを名目に三回、日本道路公団幹部から料亭で酒食会議の接待を受けたとして名前があがった稲葉大和文部科学副大臣も議連メンバーです。
政務官も斉藤滋宣、鶴保庸介両国土交通政務官はじめ、二十六人中二十人が議連メンバー。
道路族議員は、「高速道路ネットワークを促進する参議院の会」(自民、公明両党の参院議員有志で構成)が二十七日、福田官房長官に高速道計画の完全実施を要求するなど、攻勢をかけています。