日本共産党

2003年10月29日(水)「しんぶん赤旗」

憲法守る勢力前進を

日本宗教者平和会議始まる


 「二〇〇三年日本宗教者平和会議」が二十八日、岐阜市で開かれました。会期は二日間。

 国連軍縮週間に連帯するもので今年のテーマは「『戦争する国』と主権者の立場――戦後責任から新しい戦争責任へ」。一日目のこの日は、福田静夫・日本福祉大名誉教授が基調講演しました。

 福田氏は有事法制や自衛隊イラク派兵などにより、「戦後」から「戦中」への転換点を迎えようとしている、としたうえで「『戦争する国』を許せば新たな戦争責任が問われる。しかしいま、国民は『やめろ』と声に出すことができる」とのべました。また、「米国のネオコンはかつての八紘一宇の論理に無限に近い」と指摘しました。

 出席者からは「米兵の死者数は出てもイラク人の死者数は報道されていない」と情報管理の風潮を批判する声が出され、戦死者追悼と宗教者の役割についての多様な意見が交わされました。

 これに先立ち、日本宗教者平和協議会の鈴木徹衆理事長が主催者あいさつ。「会議」の日程に総選挙が重なったことにふれ、「二大政党論に誘導するマスコミは腹立たしい。憲法を守る革新勢力の前進のため懸命になりたい」とのべました。また岐阜県宗教者平和の会の広瀬顕雄会長が歓迎の言葉を述べました。


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