日本共産党

2003年10月25日(土)「しんぶん赤旗」

イラク石油収益金40億ドル消えた

占領当局が管理 NGOが告発


 【マドリード23日浅田信幸】米占領軍当局が管理するイラクの石油収益金四十億ドルが使途不明になっている─イギリスに本拠を置く非政府組織クリスチャン・エイドは二十三日、イラク復興支援国会議が開かれているマドリードで、米国のずさんな資金管理を告発しました。

 イラクの石油収益金は、米主導の暫定行政当局(CPA)が事実上管理している「イラク開発基金」に組み込まれています。クリスチャン・エイドはサダム・フセイン体制崩壊の前後の時期を調査し、復興に使われるべき五十億ドルのうち四十億ドルが「CPAの管理する不透明な銀行口座から消失」し、「財政上のブラックホール」に飲み込まれたと指摘。「米国企業の利益のために膨大な資金が吸い上げられたとの重大な疑いを強めざるをえない」と非難しました。

 旧政権下で「石油食料交換計画」に基づき国連管理のもとに置かれていたイラクの石油収益は、安保理決議によってCPAに移されるとともに、収支報告が義務づけられていますが、クリスチャン・エイドはその収支報告が行われていないと批判。リデル国際局長は「それはイラク人の資金であり、イラクの国民はそれがどこへ消えたのか知らなければならない」とのべました。


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