日本共産党

2003年10月23日(木)「しんぶん赤旗」

ハナコさんの 「話そう日本共産党」

少子化対策といっても実感できませんが…


 ハナコ いまの日本は子どもを生み育てにくい社会だと私もつくづく感じます。

 子育て世代の三十代は、男性の四人に一人が週六十時間以上と、労働時間が最も長い世代になっています。父親の帰宅が連日深夜で、家族いっしょに夕食をとるのは週に一回もないという家庭も少なくありません。

 経済的負担も重く、「お金の心配がなければ子どもはもう一人ほしい」という人は私のまわりにもたくさんいるし、新聞の投書欄にもよく出ていますよね。少子化が世界で例をみないテンポで進むのはその現れではないでしょうか。昨年の出生率も一・三二と過去最低を更新しました。

 これは社会の問題であるだけでなく、政治の問題でもあると思うんです。いまの政治は、国民の暮らしを痛めつけ、個人の生活も家族の一員としての責任も無視した「働かせ方」を野放しにしてきました。とくに、自民・公明の政権は、社会保障の連続改悪や労働基準法の改悪で、それを加速しています。

 日本共産党は、少子化傾向を解決するために、政治がやるべき四つの対策を提案しています。長時間労働をなくし男女ともに家庭生活との両立ができる働き方にする、若者に安定した仕事をつくる、男女差別・格差をなくし、家庭生活との両立ができる働き方にする、出産・育児と仕事の両立を応援する−ことです。とくに、保育所の増設と保育条件・時間の改善、高い保育料の負担の軽減を急ぎます。


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