日本共産党

2003年9月19日(金)「しんぶん赤旗」

第八回中央委員会総会について

二〇〇三年九月十八日 日本共産党中央委員会書記局


 一、日本共産党第八回中央委員会総会(八中総)は、九月十七、十八の両日、党本部で開かれた。

 一、総会には、幹部会が決定した第二十三回党大会決議案が提案され、会議冒頭に志位和夫委員長が幹部会を代表して提案報告をおこなった。

 志位委員長は、決議案全体の特徴について、(1)大会で決定される新しい党綱領を、直面するたたかいに生かす見地で重点的に問題を提起した、(2)綱領改定案を踏まえ、世界と日本に働きかける、たたかいの方針、活動の方針とすることに力点を置いた、(3)党支部が活動するさい、草の根での国民との接点となる身近な問題について党の立場を明らかにした、(4)目前に迫った総選挙、参院選をたたかう指針として、そのまま生かせる――の四点をあげた。そのうえで、各章、各節の内容を説明した。

 志位委員長はつづいて、「総選挙と党大会にむけた活動の基本方針」についての幹部会報告をおこない、第一に、秋の可能性が濃厚な総選挙で勝利するための活動を、あらゆる党活動の前面にすえて、勝利に必要なことをやりきる、とくに、大会決議案にもあるように、八中総から四十日間で勝利に必要な草の根での宣伝・組織活動をやりぬくこと、第二に、党大会成功のための活動――大会議案の冊子届けと全党討論、「党員・読者拡大の大運動」の成功など――をやり抜く構えを崩さず、すべての支部の運動にして前進させることを力説した。報告は、早期解散・総選挙となった場合は、解散の翌日に緊急の九中総を招集して大会延期の措置をとることを提案した。

 一、総会では、決議案と幹部会報告について討論し、四十人が発言した。

 一、総会では石灰睦夫常任幹部会委員が、第二十三回党大会の日程、大会準備について提案し、総会はこれを確認した。

 一、志位委員長が幹部会を代表して討論の結語をのべた。そのなかで、大会決議案に強い歓迎の声が寄せられていること、党綱領改定案が大会決議案のなかに生きていることの意義を強調した。強い反響がよせられた決議案第七章「社会の道義的な危機を克服する国民的対話と運動を」の提起の部分は、独自に抜きだして国民への討論のよびかけ文書をつくり、各界との懇談、対話に生かしていきたいとのべた。志位委員長はつづいて、討論や文書で出された意見にもとづく決議案への補強・補正について報告した。

 選挙勝利・党大会成功をめざす活動にかんしては、総選挙での躍進の可能性を攻めの立場でくみつくすこと、日本共産党だけがもつかけがえのない草の根の力を生かしきって「四十日間で勝利に必要な課題をやりぬく」こと、党機関がゆるぎない姿勢を堅持することなどを力説した。そして「この四十日間は歴史的日々になる。知恵と力を発揮して党の前進・躍進への道を開く四十日間にしよう」とよびかけた。

 一、総会は、補強・補正された第二十三回党大会決議案と幹部会報告、結語を、全員一致で採択して、閉会した。


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