日本共産党

2003年9月5日(金)「しんぶん赤旗」

地域活性化と職場の闘い

「光見えた」と確信に

交流集会閉幕


 静岡県熱海市で開かれていた「リストラ反対、雇用と地域経済を守る全国交流集会」は四日、前日の全体会討論に続いて五つの分散会で討論を行い、運動の経験を生き生きと交流し、閉幕しました。

 討論では、昨年三月の全国集会以降、「リストラ許すな」「大企業は社会的責任を果たせ」の怒りと運動が全国各地でまき起こり、職場・地域から労働者と中小業者、住民の共同が自治体を動かし、大企業の一方的な撤退に見直しを迫る活動の報告が目立ちました。

 また、地域経済の落ち込みに対し地域の各層、自治体とも共同した地域活性化の努力と各地で芽生えた新しい草の根の運動を全国的な流れにしていこうとの決意に満ちた発言が相次ぎました。

 政府、自治体、企業に対する要求を掲げて運動を起こし、運動の継続・発展のために全国的なネットワークをとの初日の問題提起は「地元に帰って具体化したい」と歓迎されました。

 「共同の大切さを再確認した」と営団地下鉄の労働者、安倍英夫さん。「駅員を削減し、警備員を活用して利用者の安全やサービスをないがしろにする営団のやり方をどんどん地域で訴えていきたい」といいます。

 愛媛県松山市の井原美智子日本共産党市議は「どういう方向で地域経済を活性化していけばいいのか、光が見えたようです。大きな視野で自分の街を見つめ直していきたい」と語ります。

 全国交流集会は、全労連、全商連、新日本婦人の会、自由法曹団、日本共産党の五団体が実行委員会をつくり、よびかけたもの。四百六十人が参加しました。

 三日夜には、地元熱海市議会の笹嶋洋議長が歓迎あいさつをしました。


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