日本共産党

2003年9月5日(金)「しんぶん赤旗」

製鉄所爆発

新日鉄、相次ぐ重大災害

背景にリストラ 党指摘


 愛知県東海市の新日鉄名古屋製鉄所で三日、ガスタンクが爆発、炎上し、十五人が負傷した火災で、東海署は四日午前、同市消防本部と合同で実況見分を開始しました。

 火災は四日午前三時半ごろ自然鎮火しました。消防がタンク冷却のため放水を続けるなどして、安全性を確認。同署などは午前十時半、原因解明のため実況見分に着手しました。

 これまでの調べによると、ガスタンクには石炭をコークスにする際にできるコークス炉ガス(COG)が貯蔵されていました。COGに含まれる水素や一酸化炭素が、何らかの原因で外部の酸素と反応して爆発したとみられます。

 爆発時、製鋼工場で働いていた大久保敏治さん(51)は「ドーンという音がして、しばらくすると、自動的に『震度3の地震が発生しました。設備点検を』という構内放送が入りました。圧縮空気が止まり、工場も止まりました。しばらくして爆発があったと聞きました」と語っていました。

 今年になって同製鉄所で二件、新日鉄全体で六人もの死亡災害が発生するなど、重大災害が続いています。日本共産党新日鉄名古屋委員会は、背景に「変わろう名古屋21」の掛け声で強行されているコストの大幅削減=人減らしがあると指摘。安全の最優先をはかるべきだと、職場新聞「週刊にひゃくまんつぼ」などで訴え続けていました。

 熱延整備工場の辻井健二さん(56)ら労働者有志五人は四日、新日鉄労組にたいし、原因の徹底究明、安全総点検を行うことなどを求める申し入れをしました。


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