日本共産党

2003年8月15日(金)「しんぶん赤旗」

両党の組織活動について交流

緒方、森原氏と中国共産党組織部


 【北京14日小寺松雄】中国を訪問している日本共産党の緒方靖夫国際局長・参院議員と森原公敏書記局員・国際局次長は十四日午後、中国共産党組織部の宋剛組織局副局長と党建設問題について意見と経験を交流しました。一九九八年の両党関係正常化以来、党の組織建設について話し合うのは、昨年の不破哲三議長の訪問時に次いで二度目です。

 宋副局長は、とくに中国での新型肺炎(SARS)克服の取り組みの過程で、中国共産党の各級機関、とりわけ末端組織がいかに戦闘性と指導性を発揮したかを詳しく説明。また医療分野の党員が命をも賭(と)していかに献身的な治療活動をしてきたかを多くの具体例を交えて紹介しました。

 緒方国際局長は体系的、教訓的な話に感謝したうえで、日本共産党の当面の活動、とくに党綱領に基づく政治路線と方針を説明。全党に早く方針を徹底させる努力の一例として、七月の党創立八十一周年記念の不破議長講演を三カ所の会場に加えCS放送で伝えた活動などを紹介しました。党活動の重点としては、「支部が主役」の取り組み、機関紙中心の活動について説明しました。

 双方は、条件がまったく異なる両党の組織活動に互いに学びあえる共通点があること、さらに今後も交流を続けることを確認しました。

 この意見交換の場には、中国共産党から李軍・対外連絡部第二局副局長らが参加しました。


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