日本共産党

2003年7月22日(火)「しんぶん赤旗」

向日市議選8議席獲得

暮らし守れの声 党押上げ

市民いじめの自公に審判


 暮らしを守る日本共産党八議席か、水道料金の連続値上げなど市民いじめをさらに進める自民・公明の与党体制確立か――少数大激戦となった二十日の京都府向日市議選(定数二十四)で日本共産党は、大橋満、松山幸次、丹野直次、山田千枝子、北林重男、中島鉄太郎、和田廣茂、常盤ゆかりの八氏が全員当選。市長与党の自民・公明に厳しい審判を下しました。(京都府 足立裕紀子記者)

写真

公約実現への決意を訴える(左から)和田、中島、北林、大橋、常盤、山田、丹野、松山の各新市議=21日午前、京都・向日市

共感呼んだ党の政策

 日本共産党の全員当選を喜ぶ堀井信昭さん(75)は、「八議席の力で、まずは水道代を下げてほしい。フロは体を洗ってから湯船に入り、週二回しか水をかえないように節約してる。それでも夫婦二人で一万五千円もするから高い」といいます。

 暮らし破壊の小泉政治のもと、日本共産党は、市民の切実な願いにこたえる府南部で一番高い水道料金の値下げなど暮らしを守る政策と、六月議会での水道料金連続値上げ中止のための京都府との「協定」見直しを求める請願採択など市民とともに議会を動かす党と八議席の値打ちを、最後まで訴えぬきました。

 二人の子どもの母親、北村志保さん(36)は、「企業や自分の利益のためじゃなく、子どもやお年寄り、水のことなど、共産党が市民の実際の声を届けようとしてるのが伝わった」といいます。

 水道料金値上げ中止・引き下げや乳幼児医療費の拡充、巡回バスの運行、住宅改修助成の創設など党の政策と訴えが党派を超えた有権者の共感を呼び、選挙戦をリード。結果、六千百八十五票(29・19%)を獲得し、投票率減のなか、前回から百二十六票減らしたものの、得票率では前進し、二〇〇一年参院選比例票を一・四倍にしました。

公明党は得票・率減

 一方、久嶋務・新市長と自民・公明の与党陣営は、六月議会での水問題の請願に唯一反対した公明党が「水道料金が高いという人は無駄遣いをしている人」と言うなど市民の声に背を向ける態度に終始。市長は、「公明党とともに共産党と対決していかなければ大変」と「共産党落とし」に奔走しました。

 特に公明党は、「共産党が議席日本一の汚名を返上し、一つでも二つでも落とす選挙に」とセクハラ問題や民医連、北朝鮮の問題などで異常な反共攻撃を繰り返し、市民いじめの姿を隠そうと必死に。党の反撃と市民の良識がそれを許さず、公明党は、得票数・率ともに減らしました。

 八氏は二十一日、そろって公約実現への決意を市民に訴えました。

 八議席の力を最大限に発揮し、他の議員にも働きかけて暮らし応援の施策実現へ全力をあげるとともに、「暮らし破壊の小泉政治に審判を」と衆院選・参院選勝利にむけた、「暮らし守れ」の新たなたたかいが始まっています。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp