日本共産党

2003年7月11日(金)「しんぶん赤旗」

軍と呼んでほしい

“防衛省”昇格求め総会

推進議連


 参院防衛省設置推進国会議員連盟は十日、東京・永田町の憲政記念館で総会を開き、活動を再開しました。

 新たに会長に就任した関谷勝嗣元建設相は「目的の一刻も早い実現に努力していく」とのべ、防衛庁設置五十年にあたる来年までに省への昇格をめざす決意を表明しました。

 石破茂防衛庁長官は「国の独立をまっとうするため身をていしている防衛庁・自衛隊を一日も早く省に移行させてほしい」と求めました。防衛庁が省に移行した場合、長は長官から大臣になり、閣議に直接案件を提案できるようになります。省移行は防衛庁の国防権限の拡大をめざすねらいがあります。議連は有事法制の成立、イラク特措法案の衆院通過を受けて、省移行へ攻勢をかける構えです。

 総会には石破氏以下、防衛庁事務次官ら幹部総出、陸海空三自衛隊も各幕僚幹部が二十人以上が制服姿で出席。制服組を代表して古庄幸一海上幕僚長は「海外派遣されても海上自衛隊では理解してもらえない。ジャパン・ネービー(日本海軍)という本質で呼んでもらいたい」と、小泉首相の「外国から見れば軍隊」発言や省移行の動きに便乗し、「陸海空三軍」へ名称変更を要求しました。


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