日本共産党

2003年6月23日(月)「しんぶん赤旗」

ボーナス天引き
保険料ずしり

新制度で負担14倍も

年金・医療・介護あわせて


図

 この夏、サラリーマンのボーナスの手取り額が大きく変わります。政府と自民、公明など与党が強行した改悪によって、厚生年金や健康保険の保険料の徴収方法が、毎月の給与中心から、ボーナスにも同じ料率で保険料をかける「総報酬制」に変更されたためです。

国民春闘共闘委が試算

 サラリーマンからは「ボーナスから保険料を何万円も天引きされたら住宅ローンの支払いができなくなる」などの悲鳴があがっています。

 総報酬制の導入で、五月分の給与から毎月の保険料は少し下がりました。その一方で、ボーナス時の保険料は大幅に引き上げられます。

 厚生年金の場合、保険料率はこれまで月給が17・35%(労使折半)、ボーナスが1%(同)でした。これが月給、ボーナスともに13・58%になります。(表)

 全労連などでつくる国民春闘共闘委員会が、組合員の平均的なモデル(月給三十五万円、ボーナスが年二回合わせて四・三カ月分。年収五百五十七万六千円)で、負担増の影響を試算しました。

 それによると、夏のボーナス(六十七万二千円)から天引きされる厚生年金の保険料は、これまでの三千三百六十円から一気に四万五千六百円に。健康保険料も二千円から二万七千五百円に激増します。四十歳以上なら介護保険料も加わり、負担の合計は、これまでの五千四百円から七万六千二百円へと、十四倍にもなります。(図)

 同モデルの場合、毎月の保険料は月額七千百円下がりますが、年間を通じての保険料は差し引き六万円もの負担増です。

 東京都内のある男性会社員(47)は、「住宅ローンの返済やまとまった買い物など、ボーナスを見込んで家計を考えているのに、これでは生活設計がくるってしまう」と怒りを込めました。


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