日本共産党

2003年5月28日(水)「しんぶん赤旗」

有事法案許すな

国会要請 障害者、業者ら参加


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「有事法制を廃案に」と要請する人たち。あいさつするのは宮本議員=27日、参院議員面会所

 「戦争への道を許さない。私たちはけっしてあきらめない」。参院有事法制特別委員会での審議が続いている二十七日、参院議員面会所に、有事法制の廃案を求める約四十人が集まりました。「有事法制は許さない! 運動推進連絡センター」が呼びかけたもの。

 白杖(はくじょう)をついて参加した全日本視覚障害者協議会の三瓶和寿さん(36)は、「平和でないと私たち障害者の権利は保障されない」と、有事法制に反対する理由を説明。戦前、障害者は“ごくつぶし”と差別されたことを紹介し、「そんな時代は、もうまっぴら。みなさんと一緒に戦争への道を食い止めたい」と訴えました。

 「五十五歳にして、初めて一人で東京にきました。国会ももちろん初めて」と震える声で語ったのは、新潟民商の女性。「傍聴しましたが、寝てる人もいて、あまりの活気のなさに驚きました。この人たちに庶民の声は届くのでしょうか」と話していました。

 日本共産党の宮本岳志参院議員が国会情勢報告をかねて連帯のあいさつをしました。

 同センターは二十八日にも、要請・傍聴をおこないます。午後零時十五分から、参院議員面会所での要請行動を予定しています。


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