日本共産党

2003年5月13日(火)「しんぶん赤旗」

初参加の人 “子もつ母は敏感”

緊迫国会に要請行動

有事法案

修正でなく廃案に


 有事三法案をめぐり、自民党と民主党の間で「修正協議」がつづけられ、与党が十五日にも衆院通過を狙うという緊迫した情勢のもと、十二日も「有事法制許さない!運動推進連絡センター」がよびかけた国会要請行動に七十人が参加しました。

 「重大な法案を、どれくらい真剣に論議しているか、自分の目で見たかった」と神奈川県鎌倉市から友人と二人で国会傍聴のためにかけつけた女性(48)や、埼玉県から年休をとって参加した中学校教師の姿も。

 「あとで悔やんでも仕方がない。廃案に向けてやれるだけのことをやりましょう」と訴えたのは、「憲法をいかし、有事法制を許さない東京・清瀬連絡会」の城田尚彦さんです。四日に清瀬市内で宣伝したのにつづき、今週二回の宣伝を計画。十四日午後六時半から東京・日比谷野外音楽堂でひらかれる緊急集会に参加する、と報告しました。

 初めて国会要請に参加した新日本婦人の会西東京支部長の松本良子さん(61)は、「十一日の支部総会で有事法案に反対する決議をあげました。戦争体験をもっている先輩や、子どもをもつ若い母親は、とくに敏感です。なんとしても有事法案は廃案にしたい」とのべました。十四日に署名・宣伝を地域で計画しています。

 日本共産党の大森猛衆院議員が国会情勢を報告し、「『有事法案は修正ではなく廃案しかない』の声をさらに広げてください。日本共産党も全力をあげます」とよびかけました。

 日本消費者連盟の富山洋子代表運営委員が連帯のあいさつをしました。

 連絡センターは当面、十五日まで毎日、国会要請行動をおこないます。


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