日本共産党

2003年5月7日(水)「しんぶん赤旗」

核兵器・戦争のない世界へ一歩

東京・夢の島 国民平和大行進が出発


写真

核兵器と戦争のない世界を、と訴え、出発する国民平和大行進参加者=6日、東京・江東区

 「核兵器と戦争のない世界のために、ともに歩こう」「有事法制を廃案にする世論を広げよう」と六日、二〇〇三年原水爆禁止国民平和大行進(東京−広島コース)が東京・江東区の夢の島を出発しました。広島に終結する八月四日まで約三カ月間、歩き通します。

 「一歩でも二歩でも」と核兵器禁止・廃絶や被爆者援護・連帯を掲げて歩き、草の根から世論を築いてきた平和大行進。ことしも北海道−東京、広島−長崎など、十一の幹線コースを歩きます。

 夢の島の「第五福竜丸」前で行われた出発集会には八百人が参加。韓国から行進に参加するカン・ハンさん(19)、通し行進者の落合幸次さん(60)、藤原千代さん(53)、高橋玲奈さん(18)の三人と、広島−長崎コースを歩く嶋田祐曠さん(61)が決意をのべました。同行進実行委員会の河井智康代表委員があいさつ。河井氏は米・英などによるイラク攻撃を批判し、「核を脅しに使い、他国を侵略する国際民主主義に反する蛮行を追認せず、国連による秩序回復を追求したい」とのべました。

 第五福竜丸平和協会会長の川崎昭一郎さん、日本青年団協議会常任理事の齋藤千春さん、日本山妙法寺僧侶の木津博充さん、日本被団協事務局長の田中煕巳さんらがあいさつ。「有事法案廃案は平和への緊急課題」(齋藤さん)、「多くの被爆者が病とたたかいつつ原爆症認定を求める集団訴訟をおこし、核廃絶へがんばっています」(田中さん)など、国民平和大行進と原水爆禁止世界大会の成功、有事法案の廃案をめざす運動の決意を表明しました。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp