2003年4月11日(金)「しんぶん赤旗」
実際には勤務していない同和担当経営指導員へ、京都府が給与の名目で商工会議所などに補助金を支出したのは違法として、「市民ウォッチャー・京都」が荒巻禎一前京都府知事らと京都商工会議所などに賠償を求めていた裁判で十日、荒巻前知事らが二千五百万円を支払うことで京都地裁で和解が成立しました。
この問題では、一九九五年から九九年まで「解同」(部落解放同盟)の幹部などが約四億一千万円を受け取っており、日本共産党府議団は、京都府の「解同」へのヤミ補助金として厳しく追及していました。
荒巻前知事に一億二千万円の支払いを命じた「用地測量丸投げ」判決に続き、企業や「解同」いいなりの前知事と府の責任が厳しく問われるものとなりました。