日本共産党

2003年3月16日(日)「しんぶん赤旗」

思いは一つ イラク攻撃反対

3・15大集会 東京で1万人余

パレードに飛び入り次つぎ


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一緒に歩きましょうとパレード=15日、東京・銀座

 「なんとしてもイラク攻撃をやめさせよう」「爆弾でなく水とパンを」。世界と日本でイラク攻撃反対の行動が繰り広げられた十五日昼、東京・日比谷野外音楽堂で「3・15大集会&銀座パレード」が行われました。

 参加者はそれぞれの思いを書いたポスターやプラカード、手づくりの反戦グッズを手に続々とつめかけました。英国人ファミリーなど外国人の参加者も目立ちました。開会時には音楽堂は人でいっぱい。会場に入れない人たちが場外の公園や通路まで広がる一万人であふれました。銀座パレードに移ると「私たちも参加できるの」と沿道から飛び入りする人が相次ぎ、一万三千人にふくれました。

 「“何かしたい”とじっとしてられなくて」と話すのは東京の港湾施設で働く山田祐二さん(49)。高校生の娘を誘っての参加です。神奈川・箱根町から親子連れが「女・子どもたちを殺さないで」などと書いたうちわ、かっぱ姿で参加。開会一時間も前から前列に陣取っていました。

 大集会の呼びかけ人、なだいなださん(個人、自由人)、羽田澄子さん(記録映画作家)、瓜生正美さん(劇作・演出家)や各界、海外の人の発言に大きな拍手がわきおこりました。舞台の脇で訴えに聞き入る呼びかけ人の江川紹子さん(ジャーナリスト)の姿も。

 日本共産党の穀田恵二国会対策委員長・衆院議員があいさつしました。

 僧衣姿の荒川庸生さん(真宗大谷派長永寺住職)が、高らかに集会決議を読みあげました。「ブッシュ大統領に厳重に抗議し、要求します。『イラク戦争計画を撤回して下さい』。小泉首相に厳重に抗議し、要求します。『アメリカに追随し戦争を支持することをやめて下さい』。私たちは、黙っていません!」


各地で世界で多彩な行動

反戦の波スタート

 「イラク戦争ノー」「子どもを殺すな」――イラク攻撃をめぐって世界が緊迫するなか十五日、平和解決を求めて全国各地で多彩な行動がとりくまれました。世界でもタイ、韓国、オーストラリア、ベトナム、インドなどアジア・大洋州各地から反戦行動が始まりました。 京都市では三千人余がピースウオーク。大阪市では千八百人が集会とデモ行進をしました。沖縄では五千五百人が集会とデモ行進。

 広島市の原爆ドーム前では、千三百人が参加し、ろうそくで「NO WAR」などの火文字をともしました。

 神戸市では、民青同盟兵庫県委員会がよびかけたピースウオークがおこなわれ、雨上がりの繁華街を歩きました。沿道からは拍手もおき、「毎週やってるんですか」と、飛び入りで参加する青年も。


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