日本共産党

2003年2月21日(金)「しんぶん赤旗」

秘書が600万円受領

大島農水相が事実認める

衆院予算委


 大島理森農水相(自民)の地元選挙事務所(八戸市)の元秘書に六百万円の献金が渡り、政治資金収支報告書にその記載がないことが、二十日の衆院予算委員会で明らかになりました。細野豪志氏(民主)の質問。

 献金したのは青森県八戸市の貸しビルオーナーです。所有するビルに入っていたイトーヨーカドーが撤退することになり、出店の継続をもとめて大島氏に働きかけました。衆院選公示前日の二〇〇〇年六月十二日に選挙事務所を訪問し、大島氏の第一秘書(当時)に、「選挙活動に役立ててほしい」と六百万円を手渡しました。このことは午前中の質疑で、大島氏も認めました。

 細野氏は、「この秘書は、当時大島氏の政治団体の会計責任者だった。報告書には記載がなく、どう考えても違法だ」と追及。大島氏は「この金は秘書が個人的に預かり、誰にも報告せず、その一部を流用した。私たちは処理しようがなかった」と弁明に終始しました。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp