日本共産党

2003年2月15日(土)「しんぶん赤旗」

「戦争するな」の声もっと

2・14大集会 若者ら平和の思い胸に参加


 空襲警報のサイレン、飛行機の爆音、爆撃の音、それに重なるジョン・レノンの曲「イマジン」、曲にあわせペンライトを振る光のメッセージ−−十四日夜、東京・明治公園で「平和を願う日本の良心を いま世界に 2・14大集会」が始まりました。


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アメリカのイラク攻撃に反対し、手書きのプラカードを掲げる集会参加者=14日、東京・明治公園

 NHKの人気人形劇「ひょっこりひょうたん島」の平和を愛するドン・ガバチョ大統領も登場。

 会場から「わーっ」の歓声がわき起こります。

 同大統領は「ブフ、ブハッ! 世界中の戦争を憎み、平和を求める方々に」と熱烈な連帯のあいさつをしました。

 それぞれの思いを胸に参加した人々。

 千葉県の大学生・狩野伸太郎さん(22)は「人が死ぬのを黙ってみていたくない、という気持ちで参加しました」。

 「広島で被爆した祖母から『戦争はひどいもんだ』と聞いていて、僕もなにかしなくてはと思っていた」という大学院生の山田崇さん(25)=中野区=は、インターネットのメーリングリストで集会を知って参加しました。「アメリカのイラク攻撃は一方的すぎます。平和的に解決してほしい」

 「こんな集会に参加したのは初めてです。インターネットで大きな集会があると知って、誘い合って十人できました」というのは就職活動中という男性の大学生(23)。「これだけ人が集まるのってめったにない。みんなで『そんなのおかしい』っていえるのっていいなと思います」

 山梨県の病院の仲間と、「戦争しないぞ」と書き、折りづるでデコレーションしたかさを持って参加した菅野幹子さん(27)は「ブッシュ大統領の強行的な姿勢をみて、なんとか阻止しなければと、いてもたってもいられずにきました。いま国を問わず、市民が声をあげ行動することが大事だと思います。病院の仲間らと昨年やってきたピースウオークに、また取り組みたい」。

 川崎市在住の広沢こう志さん(38)=翻訳業=は「ブッシュはなにがなんでも戦争をやるつもりですね。世界の民衆の一員として立ちあがり、高まる声をきかせなければと仲間と参加しました。月に二回川崎駅などで署名を集めてきましたが、さらに行動をひろげていきたい」。

 参加者は最後に全員で「戦争はやめろ! 平和を守ろう!」と唱和して、デモ行進に出発しました。


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