日本共産党

2003年1月11日(土)「しんぶん赤旗」

干潟保全法案で懇談

自然保護団体と党国会議員団


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自然保護団体と懇談する党国会議員団干潟湿地チーム(正面向き)=10日、国会内

 日本共産党国会議員団「干潟湿地チーム」(責任者・岩佐恵美参院議員)は十日、国会内で、昨年十月に同チームが発表した「干潟等の保全及び復元の推進に関する法律案(大綱)」について、自然保護団体と懇談しました。

 参加した団体は、WWF(世界自然保護基金)ジャパン、日本自然保護協会、日本湿地ネットワーク、日本野鳥の会、「自然の権利」基金、諌早干潟緊急救済東京事務所、有明漁民市民ネットワーク、千葉の干潟を守る会です。日本共産党からは、岩佐恵美、八田ひろ子、畑野君枝各参院議員、赤嶺政賢、藤木洋子両衆院議員が参加しました。

 岩佐議員が法案大綱の特徴を説明した後、内容について懇談。参加者から「干潟保全法の実現を夢に描いてきたが、それが形になりつつある」と法案実現への期待が述べられました。また、専門家としての見識や経験に基づく積極的な意見交流がおこなわれ、「干潟保全のための『規制』の側面が強いが、ラムサール条約でいう干潟の『賢明な利用』という要素をよりとり入れて、あるべき利用の姿を打ち出すことも必要ではないか」など、積極的な意見も出されました。

 岩佐議員は「ご意見を踏まえてさらに工夫し、通常国会に法案を提出したい」と表明しました。

 法案大綱は、(1)原則としてすべての干潟・浅海域を保全する(2)維持・回復・復元の三本柱で取り組む(3)計画策定段階から住民やNGOの参加をすすめる(4)環境相の役割を強化する、との柱からなっています。


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