2002年12月27日(金)「しんぶん赤旗」
伊藤公介衆院議員(元国土庁長官)の資金管理団体「東京公友会」(東京都町田市)と、伊藤氏が支部長をつとめる自民党東京都第二十三選挙区支部が、千葉県八千代市のごみ焼却炉の業務委託をめぐって前社長の高橋久治被告が逮捕・起訴された「泰成エンジニアリング」(本社・東京都新宿区)グループから一九九九年から二〇〇〇年にかけて、三十四万円の献金を受けていたことが二十六日、明らかになりました。
東京都選挙管理委員会に届け出た政治資金収支報告書によると、東京公友会は泰成エンジニアリングから九九年七月三十日に十万円、十一月二十五日に四万円の献金をうけました。
自民党支部も〇〇年の総選挙投票日四日前の六月二十一日、高橋被告から二十万円の献金を受けました。
本紙の取材に対して、伊藤事務所は「たまたま(伊藤議員と)高橋さんが長野県の出身で同郷だということで、秘書が対応して献金をいただいた。先生は(高橋被告と)直接会っていないし、依頼をうけたことはないといっている。問題があれば、(献金を)返す方向で検討したい」と説明しています。