日本共産党

2002年12月10日(火)「しんぶん赤旗」

茨城県議選

全選挙区で参院比例票上回る

下館3.4倍 取手2倍


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大内久美子さん(中央)の勝利を喜ぶ関戸秀子県委員長(右)をはじめ党員、後援会員、支持者ら=8日夜、水戸市

 八日投・開票された茨城県議選挙――。過去最低の投票率(47・57%)でしたが、日本共産党は、議席は三から二となりましたが、得票では、昨年の参院比例票と比べ、下館市では三倍以上、取手市は二倍など全選挙区で前進させました。公明党を中心にした反共攻撃のなか、日本共産党は全体として踏みとどまり、来年のいっせい地方選挙、そして総選挙につながる反転攻勢への足がかりを築きました。

公明党中心の反共シフト

無党派との共同で反撃

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当選を喜び合い、握手する(左から)山中泰子、大内久美子両氏=9日、水戸市

 「残念ながら議席はとれなかったけれども、下館で共産党があんなにとるなんて、史上最高だったのではないか。これは(共産党候補の)加茂幸恵さんと共産党の考え方が市民に理解されてきたということだろう」。今まで自民党を支持、今回初めて日本共産党を応援した茨城県下館市の元部長(61)は話します。

 くらしや営業の不安、政治への強い不信など、オール与党政治のゆきづまりのもと、日本共産党は「無駄遣いをなくしてくらし・福祉の充実を」と訴え、オール与党県政からの転換の展望を示し、県民から多くの期待が寄せられました。

支援広がる

 今回の県議選で、自民党は、従来の支持基盤の崩れから、現職六人が落選するなど、前回の四十七議席から三十九議席に後退。保守系無所属の当選者を加えて、やっと改選前勢力を維持する見込みです。民主党は、オール与党の一員として、自民党政治との対決軸を示せず、五議席から三議席に減少。公明党は、現状維持の三議席。水戸市で議席獲得をめざした社民党は前回票を下回り、議席を獲得できませんでした。

 選挙戦の中で、これまで自民党支持だった保守や無党派の人たちと、日本共産党との共同がかつてなく進んだのが、今回の特徴です。

 「地方政治を一番まじめに考えているのは共産党」と、つくば市で山中泰子さんを応援した無所属の市議、亀山大二郎さんは「つくばで議席を守れてよかった。次回は一万を超える票を得るぐらいになってほしい」と期待を寄せています。

 今まで自民党を応援し、今度は加茂さんを支持した、下館市の薄井力男さん(70)=古美術店経営=は「これからは市民の人たちとどんどん接触を持って支援の輪をもっと広げていきたい。票を伸ばすにはより多くの人とつながりを持つことが大事。これからも応援します」と話します。

 今回、公明党は「茨城から共産党を出すな」と反共攻撃を行い、候補者自ら「共産党を落とせ」と絶叫するなど、異常な反共デマ宣伝や謀略を行いました。これにたいして日本共産党は、事実に即して反撃し、最終的には反論できないところまで追い込みました。

 日本共産党の塚越恵子氏が惜敗した取手市では、他党候補との選挙協力見送りを発表した公明党・創価学会が、民主党推薦候補への組織的テコ入れを公然化させ、自公民あげての「共産党落とし」のシフトを構築。そのなかで、日本共産党は得票を基本的に維持し、得票率では前回を大きく上回るなど、今後の反共攻撃を打破する足場を築きました。

次の前進へ

 こうした公明党を中心としたオール与党の反共シフトと反共攻撃にたいし、日本共産党は無党派の市民と共同して反撃しました。

 公明党・創価学会の策動を批判する談話を寄せた取手市の幡哲夫市議(無所属)は「今回、みずからは候補も立てない政党が、国政での政党関係のねじれなどそっちのけで、(共産党候補の)塚越恵子さんの足を引っ張るためだけに動いたとしたならば、それは民主主義の根幹である選挙を汚すものだと思います。共産党は、民主主義を守るために、私のような無党派の人間といっそう力を合わせてほしい」と期待を語りました。

 日本共産党茨城県委員会の関戸秀子委員長は「三議席から二議席に後退したことは残念ですが、今後につながるたたかいができました。保守や無党派の人たちとの共同の輪が広がったことは重要な成果です。これまで以上に大きな党をつくり上げ、来年のいっせい地方選挙と来るべき国政選挙での前進をめざして引き続きがんばります」と話しています。



茨城県議選挙 日本共産党が立候補した6選挙区の得票数・率

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