日本共産党

2002年11月5日(火)「しんぶん赤旗」

不破議長

代々木『資本論』ゼミ赤旗まつり教室

再び「科学の目」を語る

21世紀の世界と日本の未来を縦横に
写真

「ふたたび『科学の目』を語る」で講演する不破議長=4日、東京・江東区夢の島総合体育館

 不破哲三議長は、夢の島総合体育館で「ふたたび『科学の目』を語る 代々木『資本論』ゼミナール・赤旗まつり教室」と題した講演をおこないました。

 不破さんは、タイトルの由来となった「代々木『資本論』ゼミナール」をはじめ、この一年みずから「科学の目」で探究してきた仕事を紹介。「いま世界の中で『資本論』がどういう意味をもっているか、言い換えれば『資本論』の科学の目で世界をみると、二十一世紀の世界と日本のどんな特徴がみえてくるか」と参加者に語りかけました。

 そして、「資本主義の信奉者」が、いまの世界の危機の根源に政治・経済両面でのアメリカの横暴があることを指摘するとともに、期せずして「マルクスを指針としていること」、また最近の中国訪問での見聞を紹介しながら社会主義の前途をどう考えるかを、一時間半にわたって縦横に語りました。

 神奈川県横浜市からきた小山さん親子は、最前列に陣取り熱心に耳を傾けていました。大学生の娘さん(21)は「大学で中東問題のゼミをとっているが、イラク攻撃の話でアメリカが自国の利益だけで国連憲章を破っていこうとしているという話は、ゼミであまり話していなくて新鮮だった」と感想を語り、母親(50)は「不破さんの『北京の五日間』を毎日楽しみにしていたが、きょう話を聞いても面白い。中国がGDP(国内総生産)で日本を追い越したら、世界の動き、日本の態度はどうなるのかなど、いろいろ考えさせられた」とのべていました。

 


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