(写真)ストライキを実施する真砂代表=25日、東京・日大文理学部正門前
非常勤講師に20年以上も賃上げがない複数の私立大学・付属校で、非常勤講師の労働組合が15%の賃上げ(コマ単価引き上げ)や正規教職員にも10%の賃上げなどを求めて一斉ストライキに取り組んでいます。25日は専修大学、日本大学、日大三島中学・高校で実施。正規教員がスト支援に駆けつけたり、学生たちが手を振ったり、写真を撮って応援しました。26日は東海大学で行われます。
日本大学ユニオンは、真砂久晃代表が15分ストに突入し、東京都世田谷区の日大文理学部正門前でスト集会を開きました。
日大は不祥事続きで私学助成が不支給となるなか、団体交渉では大学側担当者が「理事会に賃上げ要求を伝えていない」という姿勢。日大ユニオンは「不祥事のしわ寄せを非常勤講師に押し付けるな」と抗議しています。
スト集会で真砂代表は、「はじめてのストで緊張したが粛々と実施できた。頑張って賃上げを獲得したい」と述べました。
日大側は、日大と三島中高のストに対して代替教員を配置する「スト破り」を宣言しており、組合側は組合の正当な活動を妨害する支配介入だと抗議文書を送りました。

