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2025年9月26日(金)

差別 国会議員はやめて

署名4.2万人分 各党に提出

田村委員長ら出席

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(写真)太田(左)、松尾(右)の両氏から署名を託され、あいさつする田村委員長=25日、参院議員会館

 「外国人や外国にルーツを持つ人々への差別的な言動や排除の動きが広がっている」として参院選直後に、弁護士や作家、音楽プロデューサーら12人が賛同を呼びかけた「国会議員はデマ・差別を止め、人権と憲法を守る義務を果たしてください!」と題した署名4万2586人分を各政党に渡す記者会見が25日、国会内で開かれました。

 呼びかけ人の一人、弁護士の太田啓子さんは「差別をしたいがためにデマが流されている」現状があると懸念を表し、「差別のない社会と政治をあきらめていない人がいると示していきたい」と署名の意義を語りました。

 音楽プロデューサーの松尾潔さんは自民党総裁選で外国人問題に焦点があたっていることについて「問題は所得の格差にあり、それを生み出したのは政治。いろいろなことが賞味期限切れになっているのに、声をあげにくい人のせいにしている」と指摘。憲法13条を引用し、「これは抽象的な理念ではなく、すべての個人が尊重される社会、安心して暮らせて自由に歌える土台」だとし、差別のない社会をつくるために、この場にいると話しました。

 呼びかけ人で小説家の中島京子さんと弁護士の指宿昭一さんのメッセージが読み上げられました。

 署名を受け取った日本共産党の田村智子委員長は4万人を超える署名に「ここに民主主義の希望がある」とし、国会議員は治安の悪化と外国人を結びつけ、差別するようなことはあってはならないと訴えました。

 本村伸子衆院議員も出席し、あいさつしました。辰巳孝太郎衆院議員のメッセージが紹介されました。

 立憲民主党、れいわ新選組、社民党の国会議員が出席し、署名を受け取りました。

 呼びかけ人らは10月17日から3日間、全国でデマ・差別を許さない行動を呼びかけ、同月17日に都内で街頭宣伝をする予定です。


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