2022年9月18日(日)
日本共産党創立100周年記念講演会 4氏のメッセージ
俳優 仲代達矢さん
弾圧に屈さず反戦貫いた党
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俳優の仲代達矢さんのメッセージを司会の田村智子副委員長・参院議員が紹介しました。
俳優の仲代達矢さんからも、心のこもったメッセージをいただいています。
仲代さんは、今年90歳、役者人生70周年になられます。仲代さんはいま、能登での舞台公演の真っ最中ということもあり、「赤旗」日曜版インタビューのコメントからご紹介させていただきます。
「共産党の存在を知ったのは戦後です。私の家は貧乏のどん底で、高校は夜学。自分がみじめで、昼間部の生徒と会わないよう裏道を通って通学しました。
その頃、貧しい者の味方として世の中に現れたのが共産党でした。戦争中も弾圧に屈さず、反戦を貫いた人たち。以来、私は共産党のファンです。
参院選も、野党がもっと一致できただろうに残念でした。今後も改憲など問題は山積みです。苦労は多いでしょうが、粘り強く一致点を探して、与党に立ちむかってほしい」
このインタビューのなかで仲代さんは、いま公演中の「いのちぼうにふろう物語」について、妻の宮崎恭子さんの遺作でもあるこの作品には、社会の底辺で生きる者たちが権力者の欲望のために切り捨てられる姿も描かれ、あしき体制への反発を感じるといいます。
そして、こうおっしゃっています。
“今、政府は、かつての軍国日本の言い分そっくりに防衛費を大きくふやそうとしている。こちらが強力な武器を持てば、あちらはより強い武器を持つ。悪循環の行き着く先は戦争であり、一番の犠牲者は庶民。そもそも、いま世界が気候危機に直面し、人類が存続できるかどうかの瀬戸際に、戦争や軍拡にうつつを抜かしている場合か”
仲代さんの思いにこたえ、いっそうがんばりたいと思います。