2011年12月1日(木)
日本共産党の政治資金
草の根活動と結んだ浄財
上田均財務・業務委員会責任者の談話
日本共産党の上田均財務・業務委員会責任者は30日、2010年政治資金収支報告書の公表にあたり次の談話を発表しました。
|
一、政党・政治団体の2010年政治資金収支報告が公表されました。日本共産党中央委員会は、収入総額237億4556万円(前年比96・5%)、支出総額243億676万円(前年比96・4%)、繰越金10億6403万円でした。
収支の概要は別表のとおりです。
二、日本共産党の収支報告には、わが党が、カネの力で政治をゆがめる企業・団体献金も、国の税金を分け取りする憲法違反の政党助成金も受け取らず、党自らの努力による党費、機関紙誌などの事業活動の収入、個人からの寄付など、党員と支持者、国民から寄せられる浄財のみで活動資金をまかなっていることがしめされています。
また、収入の87・9%、支出の63・7%を機関紙誌活動などの事業活動が占めていることには、わが党が「しんぶん赤旗」を中心に、国民と草の根で結びついて活動していることが反映しています。
これらは、わが党が、清潔で、しかも国民とともに歩むという政党本来のあり方を財政面でもつらぬいている政党であることをしめしています。
三、同時に、今後の課題も明らかです。2010年は、支出を前年比96・4%に抑えました。支出改善の努力の結果です。しかし、支出総額は収入総額を上回り、前年と同様に、収入が追いつかない結果となりました。収入が減っているのは、国民生活全体の悪化も反映していますが、「しんぶん赤旗」日刊紙の発行にともなう赤字が、中央委員会の財政を大きく圧迫する要因となってきたことにあります。
四、日本共産党中央委員会は、本年7月に日刊紙発行の危機打開のための「購読料改定のお願い」を発表し、読者のみなさんにご協力をお願いするとともに、どんなタブーもなく真実を伝えつづける「しんぶん赤旗」日刊紙を一人でも多くのみなさんに購読していただくよう力をつくしています。
日刊紙読者だけでなく、党員も、日曜版読者もふやし、党をつよく大きくすることは、財政面をふくめ、あらゆる面で党の自力をつよめ、国民の期待にこたえうる党に前進することにつながります。その立場から、日本共産党はいま「党創立90周年をめざす党員拡大を中心とした党勢拡大大運動」に全力をあげています。
|